ニッケグループのFANS エコミット、ジェプランと使用済み衣類の循環で提携

2024/10/16 17:30 更新


 ニッケグループで不織布・フェルト事業を担うエフアンドエイノンウーブンズ(FANS)は、10月16日、使用済み衣類の資源循環についてエコミット(鹿児島県薩摩川内市)、ジェプラン(川崎市)と業務提携を結んだことを発表した。

 FANSは資源循環型の事業を行うエコミット、リサイクルベンチャーのジェプランとの各業務提携を通じ、リサイクルを目的とする使用済み衣類の供給を安定させる狙い。これにより、FANSが25年4月に稼働を予定しているリサイクル用設備の能力を最大限に発揮する。「両社の優れたトレーサビリティー(履歴管理)によって、資源循環システム全体の透明性が高まる」点も強調した。

 ニッケグループは、衣類の資源循環システムのバリューチェーンをパートナーシップで構築しようとしている。そのなかでFANSは、国内の衣類の資源循環システムについて「回収した衣類からボタンやファスナーなどの異物を除去する工程がボトルネック」と考え、同工程を自動化して処理量を10倍にする設備投資を進めており、来春の稼働を目指している。

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