かばん産地の兵庫県豊岡市で、布製ランドセルブランドが目立ってきた。OEM(相手先ブランドによる生産)で培った技術とアイデアを強みに、事業の新たな柱として育成する。布製ランドセルは登場から日が浅く、購入に不安を持つ親も多いが、生産者の顔が見えるファクトリーブランドならではの信頼性も発信する。
(金谷早紀子)
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人気バッグブランドのOEMで成長してきたタカアキは、22年春に布製ランドセル「リュッセル」を立ち上げた。コロナ下でOEMの生産量が減るなか、事業再構築補助金を受けてランドセル用の機械を導入し、新規事業として始めた。21年に合成皮革ランドセルを販売したが、もっと軽いものが欲しいというニーズを受けて開発した。主力は999グラムの軽さで、税込み4万9500円。
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