商品ディレクション・ショールーム運営のエウレカ コンセプト系飲食店のアパレル・雑貨を強化

2023/09/04 11:30 更新


コンセプト系飲食店の世界をアパレルで表現

 クリエイター・コンテンツの商品製作ディレクションやショールーム運営を手掛けるエウレカ(東京)は、コンセプト性の高い飲食店のアパレル・雑貨のディレクションを強化する。若者を中心に話題の飲食店の世界を落とし込んだ商品で、新規コンテンツを求めるセレクトショップなどとの協業も狙う。

 同社はこれまでも、レトロ喫茶がコンセプトの飲食店「不純喫茶ドープ」のTシャツやグッズなど、若年層に人気のコンセプト系飲食店の関連商品をディレクションし実績を上げてきた。

 新たに手掛けるのは〝映える〟内装と高品質なパンが好評な東京・渋谷の「ザ・リトル・ベーカリー・トーキョー」と同店系列のドーナツ専門店「グッドタウンドーナツ」の商品。アメリカンポップカルチャーを感じるデザインのTシャツや雑貨を企画する予定だ。

 その他、中目黒で人気を集めるフルーツサンド主力の店「禁断果実」、本場の屋台の味と内装を再現するコンセプトが受け、店舗数を増やしているタイ料理店「タイ屋台999」のTシャツやキャップなどもディレクションする。

キャップなどの小物も企画

 太田浩貴エウレカ代表は「どの店もインバウンド(訪日外国人)頼りにならず、国内の若年層を取り込めているのが特徴。コンセプト性の高さでファッション業界からも注目されている」とし、セレクトショップなどとの協業も視野に入れる。

 新規の取り組みとして上海や台湾発のファッションブランドの販売も始める。扱うのは上海の「ラ・モフィール」などトップ1万円台のブランドだ。「日本と感性の近いアジアのブランドは売りやすい。韓国ブランドにプラスする商材として期待でき、大手から個店まで広く提案する」と太田代表。別注の相談なども積極的に受け付ける計画だ。



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