「エトロ」新クリエイティブディレクター マルコ・デ・ヴィンチェンツォを起用

2022/05/27 10:59 更新


マルコ・デ・ヴィンチェンツォ氏

 【ミラノ=高橋恵通信員】「エトロ」の新クリエイティブディレクターに、6月1日付でマルコ・デ・ヴィンチェンツォが就任する。レディスとメンズ、ホームコレクションを担当する。9月のミラノ・ファッションウィークで発表する23年春夏レディスコレクションがデビューとなる。

 デ・ヴィンチェンツォは伊シチリア島出身。ローマのヨーロッパデザイン学院を卒業後、00年に「フェンディ」のアクセサリーラインのデザイナーとしてキャリアを開始。09年に自身のブランド「マルコ・デ・ヴィンチェンツォ」をスタートした。アーティスティックな感性、独特の色使いやテクスチャーに定評がある。

 エトロ創業者一族のヴェロニカ、キーン、ヤコポ・エトロは、現在資本提携しているプライベートエクイティ投資会社Lキャタルトンとともに、ブランド戦略発展に努める。

 最高経営責任者のファブリッツィオ・カルディナーリ氏は「デ・ヴィンチェンツォの色、プリント、テキスタイルへの感性によりブランドのヘリテージの新解釈が期待できる。アクセサリー分野にも強く、新たな活力となるはずだ」としている。



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