エンジニアドガーメンツ、来秋冬はバファローチェック

2018/01/30 04:27 更新


 「エンジニアドガーメンツ」の18年秋冬コレクションは、赤と黒のバファローチェックをモードに落とし込んだ。04年にエンジニアドガーメンツがアメリカで卸売りを始めたとき、一番アメリカっぽいのはバファローチェックと考えて「ウールリッチ」から買って作った。「もう一回今の感じでやってみたかった」とデザイナーの鈴木大器。

 04年は典型的なバファローチェックだったが、今回は特注して生地から作り、柄をオーバーサイズに拡大して典型的なアメリカのイメージに見えないようにした。

 柄も特大だが、シルエットもルーミー。アイテムはクルーザージャケット、アノラック、ハンティングベスト、太めのパンツ、オーバーオールなど。ブランケットはストラップを付けて、「着られるブランケット」に。ハンティングに着想し、動物や鳥、エッチング調の風景を織り込んだジャカードもある。ストライプが途中からチェックになったり、ウインドーペーンが途中から無地になったり、先染めの柄出しにも凝った。

 ウィメンズも同じ素材を使いながら、ちょっとフレンチっぽいテイストにしている。赤と黒のボーダーストライプが加わると、特にギャルソンヌ風。スカート丈は長く、全体的にだぼっとしたシルエットが可愛い。

(ニューヨーク=杉本佳子通信員)





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