ウンガロ、ライセンス拡大で20%増

2015/07/03 06:17 更新


 ブランド設立50周年を迎えた仏エマニュエル・ウンガロは14年の世界における売上高が、小売価格ベースで1億2000万 ユーロ となった。レディスアパレルと香水がそれぞれ4分の1ずつを占めた。そのほかはインテリアや雑貨など。15年は前年比20%増を見込んでいる。

 日本市場は、世界の売り上げの2割を占める重要な市場と位置付ける。そのうち、7割を占めるライセンスビジネスは71年から続くもので、デザイナーのウンガロ自身がスタートした重要なビジネスの一つ。07年2月から伊藤忠商事が「ユーバイウンガロ」と「ウンガロ・ソワ」のライセンシーとなって、現在8社のサブライセンシーを通じてアパレルとバッグなどを販売している。14年は売上高(小売価格ベース)が約50億円になった。

 日本におけるライセンスビジネスは今後、さらにアクセサリーやレディスの靴、メンズのプレタポルテなどを始める予定だ。また、日本独特のフォーマルウエアについてもライセンスで力を入れていく。

 日本におけるインポートビジネスは日本のビジネスの3割を占める。15年に伊藤忠が「エマニュエル・ウンガロ」の独占輸入販売権を取得し、15年春夏コレクションからコロネットを通じて販売を本格的に開始した。17年には売上高10億円(小売価格ベース)を目指している。



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