木質バイオマスチップのエコヤードギフがアパレル事業に参入

2022/03/17 06:26 更新


企画では防しわ、ノーアイロンなどイージーケアを意識した

 木質バイオマスチップの製造・販売のエコヤードギフ(岐阜市)は、アパレル事業部を立ち上げ、2月からレディスブランド「エルミレイ」の販売を開始した。事業の多角化の一環。

 エルミレイは「エレガント」(上品)、「ミー」(私)、「レイ」(一筋の光)の三つを組み合わせた造語。30、40代の日々を多忙に過ごす女性に向けて、上品ながらしわになりにくかったり、アイロンが不要だったりとイージーケア性の高いウェアを企画する。

 アイテムはシャツ、ブラウスが中心。麻調ポリエステルのブラウスは、アシンメトリーの大きいラッフル襟がポイント。程良い高さのネックラインと胸元ギャザーが可愛いサイドスリットリボンブラウスは、ドロップショルダーとボリュームスリーブになっていて、気になる二の腕をカバー出来る。

 ボトムとのセットアップもあるほか、一部小柄な女性に向けたSサイズ企画も揃える。素材では毎シーズン1型はサステイナブル(持続可能な)素材を取り入れることにしており、リリースした22年春夏物では、再生ポリエステル糸を使っている。

 今春夏は6型を提案し、22~23年秋冬でも6型を企画する予定。軌道に乗ってくれば、シーズンにそれぞれ10型ずつ新作を発表する。価格帯は1万円前後。

 メイド・イン・ギフにこだわり、付属を含めた素材調達、縫製など物作りはすべて岐阜で行う。また、オリジナル生地の開発を視野に染色加工メーカーとの取り組みも予定している。

 ブランド認知度を高めるために、SNSでの発信を強めている。インスタグラムで開設したブランドアカウントで発信しているほか、SNSの「レモンエイト」、フェイスブックなどでも投稿していく。また、インフルエンサーを使った販促も行う。

 ブランドの年間売上高は2000万円が目標。

ブランドを担当する今瀬舞さん(左)と長屋沙耶加さん

関連キーワードデジタルニュースサステイナブル



この記事に関連する記事