「ドレス・コード?」展 プレトークイベントを開催

2019/07/09 06:25 更新


 京都服飾文化研究財団(KCI)とファッションスタディーズは7日、東京・六本木で、京都国立近代美術館とKCIが主催する「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展のプレトークイベントを開いた。約100人が出席した。

 KCIキュレーターの石関亮さんは、「ファッションに存在する暗黙のドレスコードは、思考や行動に影響を与えている」とし、同展はファッションを通じて人や社会の関係性を問いかける狙いがあると説明した。また、現代ファッションにおける実例や、着ることの自由さ・不自由さを伝える現代美術の作品などを展示する。さらに、人と服装のかかわりを演劇や映画、漫画の作品を交えて考察し、その一環として坂本眞一さんの漫画『イノサン』や演劇集団「マームとジプシー」と協業する。

 トークイベントでは、「ユキフジサワ」デザイナーの藤澤ゆきさんと、展覧会出展アーティストで工業用ミシンを使った刺繍作品で知られる青山悟さんの活動紹介や、ファッション研究者の菊田琢也さんを交えたトークショーも行った。

 ドレス・コード?――着る人たちのゲーム展は、8月9日~10月14日に京都国立近代美術館、12月8日~20年2月23日に熊本市現代美術館で開催する。

イベントには約100人が参加した


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