DOYA(東京、銅冶勇人社長)のアフリカンファブリックを使ったファッションブランド「クラウディ」から、ライフスタイルブランド「クラウディテーブル」がデビューした。伊勢丹新宿本店で3月21日まで期間限定店を開いている。
「アフリカのテキスタイルやデザインは世界に発信できる力がある。その可能性をもっと広げたい」(銅冶社長)との思いから、ライフスタイル商品作りに着手した。マグカップと大小のディッシュプレート、ペーパーランチョンマットは、同社が現地で雇用するテキスタイルデザイナーによるオリジナル柄。それぞれの柄にはアフリカの独立や人との絆、愛情などの意味が込められている。
マグカップは10柄、皿は5柄を揃える。ほかに、現地のテキスタイルで作ったランチョンマット、エプロン、ランプシェード、クッションカバー、スリッパなども販売している。独特の柄が目を引き、マグカップを全柄買い求める人や、ギフト用途で購入する人など、初日から客足は順調だ。
伊勢丹新宿本店3階のビストロカフェ「レディース&ジェントルメン」とも協業している。期間限定店の出店中、コーヒーやカフェモカの提供にクラウディテーブルのマグカップ、有機野菜のパスタやティラミスなどの一部デザート、取り分け皿などとして大小のディッシュプレートを使用している。
同社はアフリカでテキスタイルデザイナーを6人雇用する一方、NPO(非営利組織)のクラウディとしてクリエイターを育成するアカデミーを運営し、テキスタイルデザイナーの育成にも乗り出した。今後、育成したクリエイターの活躍の場を増やすためにも、テキスタイルや柄の使用用途を広げていく考え。クラウディテーブルのアイテムも順次、増やしていく。