繊研新聞社は7月4日、都内のホテルで23年度第41回繊研流通広告賞の贈呈式を行った。大賞の東レ・吉田など18作品を表彰した。
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浅葉克己審査委員長(浅葉デザイン室代表、アートディレクター)は、「賞の記念盾は40年前に私がデザインしたもの。みんなで選ぶのがこの賞の特徴。優れた審査員らと、42回目を目指したい」と述べた。
受賞者を代表して吉田の吉田幸裕社長は「『ポーター』『ラゲッジレーベル』『POTR』のブランドで日本の職人と一緒に物作りをしている。企業としては来年90周年を迎え、今回のビジュアルはポーターの代表シリーズ『タンカー』40周年を記念して企画した一つ。コピーの『何も変わらず、何もかもが変わる』の通り、タンカーのアイデンティティーを守りながら、東レ様と共同で世界で初めて100%植物由来のナイロンに変え、量産した。かばん職人だった創業者の心から、日本の物作りを大切に守り、長く使っていただけるように修理できる体制を整えるなど我々ならではのサステイナビリティーを大切にしてきた。世界中の方に驚きや感動を与えられる物になったのではないか。今後も物作りに精進したい」とあいさつした。