「ダブルスタンダード・クロージング」などを運営するフィルムのメンズブランド「D/him」(ディーヒム)が、直営店の新規出店、パターンオーダーのスタートなど新たな動きを見せている。市場で手薄なゾーンを狙った他にない商品が好評で、コロナ下で変化している需要にも合致し、注目される。2月の売上高は前年を超え、堅調だ。
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ディーヒムは直営店での販売が中心で、卸は少量。新規店は、東京・丸の内のイセタンサローネ・メンズに2月24日、六本木ヒルズに3月5日にオープンし、全6店となった。新規を出すにあたり品揃えを見直した。既存店では同社が輸入・販売するインポート商品とオリジナルを半々で編集していたが、六本木ヒルズ店ではオリジナルの型数を倍に増やした。セレクト店のような顔では施設内の他店と競合し、独自性が出しにくくなると判断したからだ。