【バルセロナ=相神優波】スペイン発ブランド「デシグアル」は7月6日、本社のあるバルセロナで25年春夏のランウェーショーを開催した。24年で40周年を迎えることもあり、ブランドの過去、現在、未来を表現したコレクションを見せた。
客層を広げるため、20年春夏物からリブランディングを進めてきた。若年層の取り込みにも力を入れている。色柄を抑えたデザインの服を増やしたほか、若手デザイナーやアーティストとの協業企画、AI(人工知能)によるデザインを使った商品も作っている。
バルセロナの本社前の港で行ったショーでは、25年春夏の40ルックを見せた。テーマは「リフレクションズ」。ブランドのルーツを映し出すという趣向で、会場には100メートルを超えるランウェーに鏡を並べた。デシグアルの原点であるパッチワークのデニムジャケットのほか、地中海の夏の夕暮れに着想したオレンジのドレス、シルバーのパーツをつないだスカートなどを発表した。
本社屋上でイベントも開催し、約350人を招待した。モデルのアメリア・グレイ氏やハリ・ネフ氏のほか、日本からはアーティストのリエハタさんや双子モデル・DJのアミアヤさんが参加した。