立ち上がりは7品番、黒のみの販売で価格はハイエンド
デサントジャパンは、コーポレートブランド「デサント」で、トップアスリートの声を製品に生かしたプレミアムスポーツウェア「PRO」を発売した。ブランドの出自であるスキーに加え、ゴルフ、トレーニングの三つのカテゴリーの商品を、直営店（一部除く）と公式通販サイト、一部百貨店で8月9日から販売を始めた。立ち上がりは7品番で色も黒のみ。生地の部位ごとに機能変化を持たせる独自技術「スキーマテック」を採用し、無駄をそぎ落とした独特の機能美をまとわせた。
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プレミアムスポーツブランドへのリブランディングの一環。製品だけでなく、販売チャネルやPRなどのコミュニケーションにも統一性を持たせる。PROのみの売り上げ目標は非公表だが、「（単一のラインで）売り上げを大きく伸ばすことは考えていない」（大辻俊作デサントマーケティング部門部門長代行）と言う。製品には定評があるため、主に価値とイメージ向上の役割を担わせる。
秋冬は、スキー（2品番）、ゴルフ（3品番）、トレーニング（2品番）。全カテゴリーに〝第二の皮膚〟をコンセプトに開発したスキーマテックを採用した。競技シーンに適したパターン設計技術と組み合わせることで、競技者のストレス軽減とパフォーマンスの向上に資するという。
スキーカテゴリーのウィンタージャケット税込み22万円、ウィンターパンツ8万8000円、ゴルフのダウンジャケット17万6000円、ダウンパンツ11万円など。「気に入ったものには対価を払うプレミアム消費も見られる」として思い切った。スキーカテゴリーは16日発売。
立ち上がりは最小の品番数だが、少しずつ増やしていく予定。中国や韓国でもほぼ同じ時期に販売を始めるという。
