デサントジャパンが「デサント」のブランディング強化 オルテライン拡充

2023/02/10 06:27 更新


「デサントオルテライン81」のシェルジャケット

 デサントジャパンが、「デサント」のブランディングを強化している。ハイスペックプレミアムカテゴリーの「デサントオルテライン」から、新コレクション「81」(エイティワン)と「I/O」(アイオー)を出す。2月13日から、公式通販のデサントストアオンライン、デサントブランドの直営店、セレクトショップなどで販売。販路によっては、コレクション別の展開もある。

 デサントオルテライン81は、日常と非日常を両立させたアウトドアスポーツウェアライン。スキーウェア開発で培ったパターンメイキング技術に日常的な動きの要素を入れ込み、体になじむウェアを作った。透湿防水の「ゴアテックス」など高機能素材を適材適所で使い分け、シンプルなデザインに仕上げている。23年春夏物は37型を企画。主な製品は、ゴアテックスを使った収納力抜群のシェルジャケット(税込み6万3800円)など。

 デサントオルテラインI/Oは、「アーバンユニフォーム」をコンセプトにしたデイリーユースコレクション。23年春夏物では、着回しができるセットアップを中心に16型を揃えた。主な製品は、二重織りのストレッチ素材を使ったテーラードジャケットやコーチジャケット(各2万9700円)など。

 オルテラインの拡充は、スピリットマークを使うデサントブランドのプレミアム化を図るため。オルテラインの高機能ダウンジャケット「水沢ダウン」は、発売から12年が経ってもいまだに人気が衰えない代表商品だが、「オルテラインと言えば水沢ダウン、というイメージになりがちだった」(小川典利大社長)。そこで、新たに2ラインを出すことで、「幅広いアイテムと価格レンジがあることをメッセージとして強く伝え、少し背伸びしてもトライしたいブランドとしていく」(小川社長)考えだ。

新2ラインの発表会は、直営店「デサントブラン代官山」で開催された(右が小川社長)


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