デサント 中期経営計画を策定 22年3月期3000億円へ

2019/08/28 17:22 更新


 デサントは28日、22年3月期を最終年度とするグループの中期経営計画「Dサミット2021」を発表した。中国事業の現地売上高を拡大し、安定した収益基盤を構築する。22年3月期では小売りベースの売上高で約3000億円を目指す。

【関連記事】デサント 新体制による中計発表は7月末ごろ

 今後も社会に「スポーツを遊ぶ楽しさ」という独自の価値を提供し続け、さらなる企業価値の向上を目指すために「モノづくりの強化」「アジアへの集中」「日本事業の収益改善」を重点戦略として実施する。

 モノづくりは「当社の競争力の源泉」と位置付け、すでに稼働を開始している「DISC大阪」と「DISC釜山」の2カ所のR&Dセンターを拠点に商品開発を強化する。アジアへの集中では日本と韓国、中国へ経営資源を集める。日本は利益率の向上とコスト削減、韓国はシューズ事業の拡大、中国ではコーポレートブランド「デサント」で現地スポーツメーカー大手のアンタとの取り組みを強化する。日本事業の収益改善では自主管理店舗の拡大による利益率向上、EC売上高構成比の拡大、戦略的な経費見直しによるコスト削減を進める。

モノづくりの拠点となるアパレルのR&Dセンター「DISC大阪」
シューズの研究開発を担当する「DISC釜山」


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事