百貨店のバレンタイン商戦 「楽しむ」がキーワードに

2019/01/23 10:59 更新


 百貨店のバレンタイン企画が各店で続々と始まっている。定番の贈り物だけでなく、SNS映えを意識したスイーツや女性同士が「楽しむ」ことを目的にしたお菓子などの提案も目立つ。

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 西武池袋本店は「わたしたちが楽しむチョコレート」をテーマに女性同士で楽しむ層を重点ターゲットに設定。ご褒美チョコとして人気のボンボンショコラや、本物そっくりの口紅の形をしたチョコレートなど、自分自身も楽しめるチョコレートを拡充している。会場で楽しめるスイーツも昨年より増やし、バリエーションを豊富に揃えた。

 三越銀座店は「ピンク」をテーマに「贈る」から「過ごす」ことを意識した提案をする。味にこだわったチョコレートだけでなく、焼き菓子などスイーツの品揃えを強化した。また、同店9階の銀座テラスではクリエイティブスタジオのクローカ(東京、高橋晃代表)による、体験型ショップを開設している。独特の世界を設定し、会場を演出。スイーツやチョコレートをからくり人形が客の元まで運んでくるなど、「おもてなし」をしてくれる。

 今年は第4のチョコレートとして話題の「ルビーカカオ」を使用した着色料不使用でピンク色になるチョコが各店で話題。また、会場でも楽しんで過ごせるような仕掛けも目立つ。「ただ単に贈るだけでなく、女性同士で楽しんだり、ご褒美として楽しむ人も増えている」(三越銀座店)など、バレンタインの過ごし方も変化してきているようだ。

三越銀座店では会場でもたのしめる体験型のショップを開設している


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