大丸松坂屋百貨店 現代アートのサブスク開始へ ファッションレンタルの事業基盤活用

2023/08/22 10:59 更新


サービス開始2年半で総登録会員数が2万人、累計レンタル数が15万着に達する「アナザーアドレス」

 大丸松坂屋百貨店は23年9月から、現代アートのサブスクリプション(定額課金)を始める。ファッションサブスクとして21年3月にサービスを開始した「アナザーアドレス」のサイトの仕組みに乗せて事業化する。23年5月にスタートした冷凍食品に続く試み。

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 アナザーアドレスは約200の国内外のデザイナーブランドが参画し、総登録会員数が2万人、累計レンタル数が15万着に達する。その事業基盤を活用して現代アート領域のサブスクに進出する。「多くの人に『アートのある暮らし』を提案したい」とアート作品を気軽に楽しんでもらえる場を提供する。作品のキュレーションは、アート・コミュニケーションプラットフォーム「アートスティッカー」を運営するザ・チェーン・ミュージアム、アート・音楽・ファッションのギャラリースペースを運営するデジコと連携する。

百貨店初のサブスク型ファッションサービス「アナザーアドレス」

 アート作品は一点物を中心に、油絵、水彩画、アクリル画、ペインティング、シルクスクリーン、写真などで取り扱いアイテム、作家ともに順次拡大していく。

 サービス利用料はファッションと同様の仕組みで、月額1点で税込み5500円からで、3点で1万1880円 、5点で2万2000円のプランを選ぶ。アナザーアドレスの取り扱いアイテムとしてファッションと一緒にアート作品をレンタルする。レンタル中に気に入れば、そのまま洋服やアート作品を購入することができる。



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