第一紡績は、8日まで山口市で開催中のボーイスカウトの世界大会「世界スカウトジャンボリー」に協力している。同社が国内で生産するフェアトレード(FT)認証を受けたセネガル綿で作った素材を提供、会場で配布するネッカチーフに使用された。
世界スカウトジャンボリーは、4年に1度開かれ、今年で23回目。150以上の国と地域から3万3000人が参加している。日本で開かれるのは44年ぶりで、ユニクロが大会ロゴ入りポロシャツを提供するなど、複数の企業が協賛している。
今回配布されたネッカチーフは、イオンが提供したもので、3万5000枚を配布する。第一紡績は12年に繊維製品製造企業として、国内で初めて国際フェアトレードラベル機構の定めるFT認証およびライセンスを取得しており、今回の素材提供につながった。
大会中には、イオンの企業ブースで開催したワークショップにも素材を提供。製造ロスとなるひも状の生地端を使用し、ミサンガなどを作成した。
写真=ワークショップにも素材を提供した