コンバースジャパンは、23年に「コンバース」ブランドが生誕115周年を迎えるのを機に、ロゴを一新する。またこれに合わせて、定番の「オールスター」で次世代モデルを導入。ベーシックで創造的なライフスタイルブランドとして、さらなる成長を目指す。
新しいコーポレートロゴは、スポーツだけなく様々なカテゴリーで事業領域を広げ、「ブランドがエネルギッシュに満ちていた」(小西啓司社長)70年代から90年代にかけて使われていたものをベースに、現代的にアレンジした。新ロゴを使ったブランドビジュアルやカートン(箱)には、ブランド発祥の地であるアメリカをイメージさせる赤と青、白を採用。コンバースらしいクラシックなイメージを訴求していく。12月5日からは渋谷駅などで交通広告を展開し、新ロゴを露出させ、認知を広げる。
ロゴのリニューアルに合わせて、オールスターの次世代モデルとして「オールスターアール」も導入する。コンバースオリジナルの高機能カップインソールで、履き心地を向上させる「リアクト2.0」を搭載するほか、タンずれを防止するスリットやロゴの視認性を高めたアンクルパッチ、着用時に羽根のフォルムがスマートになるパターンなどを採用。さらに、アッパーやライニング、シューレース、アウトソールにリサイクル素材を積極的に使う。デビューとなる12月には、ピンク、青、黄、緑のカラフルな4色を揃え、税込み8250円で販売する。
オールスターは毎年、国内で400万足を販売する主力シリーズ。コンバースジャパンはコンバースアールを「新定番として位置付け」(小西社長)、毎月新商品を投入して育成していく考えだ。このほか23年春夏では、アッパーはクラシックなランニングタイプにもかかわらずソールに最新の技術を搭載した新レーベルや、アパレルのハイエンドラインなど、新たな商品群を次々と立ち上げる。