【小笠原拓郎の目】オペラ座の衣装に挑んだコムデギャルソン

2019/12/11 06:27 更新有料会員限定


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 【ウィーン=小笠原拓郎編集委員】コムデギャルソンは、今年後半のテーマ「オーランドー」の第3幕をウィーンのオペラ座のワールドプルミエで披露した。20年春夏メンズコレクションを第1幕、20年春夏レディスを第2幕とする3部作。通常の発表とは異なるオペラ座の衣装を手掛けたことも新たな挑戦だ。

■物語に沿って

 オーランドーは主人公が男性から女性へと転換してしまう、いわば両性具有のストーリー。しかも400年にわたって生き続けるという伝記小説だ。英国ブルームズベリー・グループの一員だった女性作家バージニア・ウルフの作品。

 この物語に沿って、川久保玲がどうデザインを展開するのかが注目すべきところだ。6月のメンズコレクションでは、男性らしさと女性らしさの間の新しい美しさを探った。男性らしさの象徴でもあるメンズテーラーリングを解体し、そこにスカートやドレスのようなアイテムを差し込んだ。

 続くレディスでは、性差の超克というよりも、エドワーディアンやビクトリアンといったクラシックなドレスが解体され、かつて服であったであろう残像へと変化していくコレクションを見せた。

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