パリのセレクトショップ、コレットの閉店からちょうど3年。パリ・サントノレ213番地、この伝説の店が17年12月20日に閉店するまでの6カ月間を追ったドキュメンタリー映像「コレット・モナムール/コレット、私の愛」がオンラインでリリースされた。
生家は魚屋。既製服製造卸が集まるサンチェ地区で問屋「ポロ」で成功したコレット・ルソーさんが娘のサラさんと97年、ブルーのドットをアイコンにした800平方メートルの店舗をオープン。言わずもがな、「スタイルデザインライフスタイル」をコンセプトに「最高に新しいもの」が見られるアドレスとして世界的な名声を得た。仏メディアによると、20年間に8600ブランド、40万タイプの商品が売れ、最後の年となった17年の売上高は2800万ユーロ。
このドキュメンタリーはすでに東京を含むいくつかの都市で特別上映され、同時に協業商品の期間限定店も開設された。今回もオンライン公開を記念し、同映像を共同制作したECサイトのハイスノバイエティで、「サンローラン」とのルービックキューブ、「ソウランド」とのスヌーピーアイテム、「トム・ブラウン」とのシャツやスーツ、「カウズ」とのペンシルケースなど多彩な協業商品を販売している。
(パリ=松井孝予通信員)