ユナイテッドアローズの子会社コーエンは今秋冬、新業態「ロネル」をスタートした。仕事着としても使えるきれいめなウェアや雑貨を販売する。8月からECでの販売を開始、SC内での期間限定店や「コーエン」の一部店舗でも販売を計画している。
コーエンは、ベーシックなカジュアルウェアが主力だ。休日向きの普段着のブランドとして認知されているが、主力販路のSCではオケージョンやオフィスカジュアルとしても使える服を探す客も多い。
ロネルはコーエンでは取り切れない客層向けに開発した。ジャケットとパンツのセットアップなど「きちんと見え」を意識した商品が多い。秋冬はウィメンズ100型、メンズ30型。
ジャケットが税込みで1万円半ばが中心価格。ボトムは5000~1万2000円程度で、セットアップで揃えても2万円程度で買える。カットソーアイテムは5000~8000円で、ウール混のセーターは6000~7000円。
アウターはウールメルトンのコートやダウンジャケットを作り、いずれも3万円前後。雑貨は靴やバッグなどがあり、スタイリストの大草直子さんとの協業コレクションも販売する。
30~40代の女性客を増やすため、9月下旬にはインフルエンサーやファッション誌のエディターなどを集め、ブランドの披露を兼ねた展示会を実施した。EC、期間限定店、コーエンでの販売に加え、単独店舗の出店も計画している。