コクーンシティの2年目、4%増の378億円 客数増加

2017/09/12 04:27 更新


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今期も増収を見込むコクーンシティ

 片倉工業の商業施設、コクーンシティ(さいたま市)は2年目となる17年8月期が増収となった。客数も増やしており、地域で「認知、顧客の蓄積が進んだ」(佐野公哉社長)とみる。今後も機能強化を続け、今期も成長を見込んでいる。

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 同施設は、JRさいたま新都心駅前にある大型SC。従来からあるコクーン1に加えて15年4月にコクーン2が開業してコクーンシティとなり、同7月にコクーン3もオープン、営業面積6万1000平方メートルに275店が揃っている。

 前期は16年4月に完了したコクーン1の改装などが押し上げ、ヨドバシカメラ、スーパースポーツゼビオなど一部を除いた売り上げが378億円(前期比4.0%増)となった。全体の35%を占める主力のファッション分野が、大型店の好調などで5.0%増と引っ張った。

 テナントによるワークショップを含めたイベントを月に30回、継続的に実施しており、「感度を持った駅ビルと、来て楽しい郊外型SCの魅力を併せ持った独自のポジションが浸透している」(井上健一郎支配人)。商圏が絞られる傾向にあるものの、来館数は3168万人と4%伸ばした。

 さいたま市内を中心とした地域に支えられるかたちで、月別の販売動向の上下動も小さくなっている。大宮と浦和に挟まれ、競合する大型SCもあるが地歩を固めている。

 今期の売り上げ目標は380億円と微増ながら、さらに伸ばすことを目指す。引き続き体験価値を打ち出すイベントに力を注ぐとともに、順次テナントを入れ替え、鮮度を維持する。15日にはSC初というメランクルージュのほか、カンタベリー・オブ・ニュージーランド、モルガンドゥトワ、ランドリーがオープンする。

 さらに19日、ボルダリングウォール、ヨガスタジオ、カフェを備えたスポーツクラブのコクーンアスレチックが開業、地域のランニングの拠点になることを含め、新たな機能を付加する。


■自社製品でショップ

 片倉工業は自社製品を集めたショップ、カタクラストーリーシンス1873を、コクーン2のいろどりスクエアに8~24日の期間限定で出店した=写真。


 同社の製品を、女性に向けて〝毎日の暮らしにシンプルなやさしさ〟をテーマにセレクトしたもので、シルクのインナー、ソックスのほか、はちみつ、シルク成分を配合した化粧品「絹蜜」などを揃える。多角的な事業を進めていることを生かし、ショップとして打ち出すことでアピールする。


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