「ラウンジと呼ぶことにしました」。そう話すのは、片倉工業の大型SC、コクーンシティ(さいたま市)の井上健一郎支配人。8月30日に改装オープンしたコクーン1の従業員休憩室は、ソファを置き、照明や植栽でもラウンジのような内装にした。
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アンケートやテナント従業員と運営側で構成されるコクーンシティクレド委員会の議論から具体化した。「働きスイッチをオンにするには質の良い休憩時間を過ごすことが大切」としている。人材確保が課題になる中、ES(従業員満足度)向上へ各SCで休憩室の整備が進むが、ラウンジと呼べるようなものはまずない。コクーン1には100店が入り、04年に開業した建物。新しいコクーン2からは見劣りしていたこともあり、思い切った投資をしたという。約80席で、フリーWi-Fiやコンセントの設備はもちろん、パウダースペースやコミュニティースペースもある。
