「コーチ」は、サブブランド「コーチトピア」の日本での販売を開始した。4月に立ち上げた「サーキュラークラフト」と「協業」に焦点を当てたブランドだ。コーチがサブブランドを出したのは、80余年の歴史で初めて。公式ECと東京・原宿で開いている期間限定店で発売しており、10月6日から既存6店で販売する。
(松本寧音)
コーチトピアは、主にコーチの余剰生地や端切れを使い、バッグやスモールレザーグッズを手掛けるブランドだ。Z世代を中心とした環境問題に意識が高い約200人の世界的なコミュニティーと共創し、すでに米国、カナダ、英国、シンガポールで販売している。
ただ余った素材をアップサイクルするだけではない。不用になった商品を回収し、何度もコーチトピアの中でリサイクルしていけるように、デザイン段階から解体と素材の再活用を視野に入れた設計。例えば、縫製を極力減らし、ボディーや各パーツをネジで固定したバッグなどだ。
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