クールジャパン機構 働く女性向けNYブランドに出資

2019/10/02 14:00 更新


 官民投資ファンドのクールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は、レディスファッションブランド「エムエムラフルアー」を販売する米国のベンチャー企業、エムエムラフルアー(ニューヨーク)に約20億円の出資を決めた。同社は働く女性を対象に、日本の素材・生地を多用し、機能性を重視した商品を製造・販売、成長している。クールジャパン機構では出資によって事業拡大を支援し、「日本の素材・生地の技術力を生かしたファッションの魅力を米国で発信し、日本の繊維産業の発展に貢献したい」という。

 エムエムラフルアーは金融企業で働いていたラフルアー宮澤沙羅CEO(最高経営責任者)とニューヨークのデザイナーブランド企業に約10年間勤務していたデザイナー、中村美也子チーフクリエイティブオフィサーが13年に設立した。自社ECのほか、米国で実店舗を常設で8店(うちニューヨーク2店)を運営。ウェアのほか、アクセサリーや靴、ソックスも販売している。25歳前後から55歳前後までの幅広い層に支持され、「今年はECで前年比40%増ペース」(宮澤氏)という。



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