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中川政七商店 日本の風土、職人技を感じる空間に
中川政七商店は4月23日にオープンした名古屋・栄の中日ビルに新店を開いた。これまでの店舗を進化させ、吉野ヒノキやしっくい、タイルなど内装に日本の風土や職人の技を感じさせる素材を使い、心地よい空間に仕上げた。
同店をデザインしたのは建築設計事務所「YLANGYLANG」(イランイラン、名古屋)。同社の今後の新店は同事務所が設計する。
約130平方メートルの店内には、暮らしの道具やインテリア、食品など約1800点の商品を揃える。左官仕上げの壁面、吉野ヒノキやタイルでしつらえた陳列棚など店舗自体が工芸を感じさせる。また、同社では初のカウンセリングカウンターを設置。様々なシーンに応じた贈り物選びをサポートする。季節のしつらいコーナーでは季節ごとの飾り物を展示し、歳時記のある暮らしの楽しみ方を提案する。
アナログレコード専門店「フェイスレコード」 Tシャツやトートバッグなども
中古レコードなどの売買を行うFTF(東京)が運営するアナログレコード専門店「フェイスレコード」は、常設として東海地方初出店となる「フェイスレコード名古屋中日ビル店」をオープンした。
店舗は開放的な空間で誰もが気軽に足を運べるフラットなデザイン。中古レコードを中心に日本の名盤からマニアが喜ぶ世界のサウンドまで幅広いジャンルのレコードを約1万6000点揃える。
オリジナルのアパレル商品も揃え、フェイスレコードのロゴ入りTシャツやパーカ、トートバッグを販売する。レコードが入るサイズのトートバッグは特に人気で「日常使いにも便利」という。半袖Tシャツ、トートバッグ共に税込み3300円。
「名古屋は東の文化と西の文化が交わり合う、魅力に満ちた街。音楽でも多くのアーティストを輩出している。多様性に富んだ音楽文化を持つ名古屋に出店したかった」と広報宣伝部の藍隆幸部長は話す。
東海地方はラシックで期間限定店を1年間出店し、ファンを作ってきた。昔からレコードを好んできた世代に加え、ここ数年はあえて手間をかけて音楽を楽しむレコードブームで若い女性やカップルの客層も増えているという。
ガレージのグリーンショップ「ラストサカエ」 大人可愛いがコンセプト
グリーン・ガーデニングショップを運営するガレージ(愛知県豊橋市)は「RustSakae」(ラストサカエ)をオープンした。
グリーンや雑貨小物類を販売するラストサカエは〝大人可愛い〟がコンセプト。同社が関東圏や愛知県に展開する「ガレージ」が〝かっこいい〟品揃えであるのに対し、ラストサカエは大人女性に向けた可愛い商品が中心だ。屋内264平方メートル、屋外66平方メートルの売り場に小型から中型をメインとした植物をはじめ、ゴールドや中間色の花器や食器などの雑貨小物類を揃える。
遠州織物のアパレルブランド「ハウス」やオリジナルアパレルブランド「ガレージグリーンワークス」も販売する。大きなポケット付きで使い勝手の良いシャツ(税込み1万5400円)や植物染めしたトップなど、ブランドの中でも「特に女性向けのアパレル商品」を多く用意する。
メインターゲットは30~50代女性だが、「老若男女問わず来店して欲しい」と二村昌彦代表。「中日ビルはアクセスが良く、店舗はガラス張りで気持ちの良い空間。選ぶ時間を楽しんでもらい、植物や雑貨を暮らしに取り入れて欲しい」と話す。