古着のチャッピー 大阪・豊中市の「白商店」に手応え 築100年の邸宅を古着店に

2022/05/02 06:28 更新


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 築100年以上の邸宅に、100年前の古着が共存――大阪・アメリカ村の「チャッピー」などを運営する古着小売り・卸のチャッピー(大阪市)が、大阪・豊中市にある古民家を利用して個性的な店作りを打ち出している。21年2月にオープンした店舗「白(つくも)商店」では、古着の洋服を扱う「タイアン」、ユーズド雑貨の「ムダガムダ」、ユーズド子供服などの「つくもきっず」を組み合わせた。2年目に入り、地元北摂エリアからの予想以上の集客に手応えを抱いている。

 白商店は、阪急宝塚本線の石橋阪大前駅から少し歩いた閑静な住宅街(清風荘エリア)にある。チャッピーとして次の出店場所を探していた中、最初は豊中は候補地にしていなかったが、「築100年以上の家屋の物件があると知って即決した」と店長の原田雄麻さん。約530平方メートルの敷地と330平方メートルある建物を借り上げ、大胆な店作りをした。

 庭に囲まれた家屋のため、外からは古着店があると少し分かりにくいが、入り口を通ると古着や大きな鏡を置いた印象的な空間に触れられる。

 主力のタイアンは約3部屋を使い、男女向けに欧米の古着やユーズドの服飾雑貨、デッドストックなどを提案。古い建物が持つ特徴や雰囲気をうまく生かした見せ方で、商品も並べ過ぎず一点一点をじっくり楽しめるようにしている。

「タイアン」の一角。古着の見せ方に工夫している

 応接間だった空間はつくもきっずにして、子供服をはじめ、本や一部玩具なども扱う。家具や家電もそのまま什器として活用している。雑貨のムダガムダは、花瓶や照明、オブジェなどを品揃えする。このほか、2階に期間限定店などを導入できるイベントスペースも用意している。

 オープン前は「コロナ禍でもあり多少不安もあったし、アメリカ村をはじめとした大阪市内からの来店が6割を占めるイメージだった」。オープンしてからは、「地元の北摂エリアのお客様が多く来店してくれ、リピーターも増えている」と手応えを話す。年代層は20代後半~30代半ばが最も多いが、「客層は幅広く、孫にドレスを買った80代の女性の方もいる」。

 チャッピーはアメリカ村でチャッピーと「キャリコ」、東京・高円寺で「メチャ」を運営。約2年前から古着の卸も開始した。白商店では、建物の魅力も生かした新たな店作りに注力。都心部と違って、店頭に並べる服と服の余白もゆったりしている。原田さんは、「この店を設けてから一つひとつのモノ(古着)と向き合う時間が増えた。レイアウトや品揃えもしょっちゅう変更して鮮度のある魅力作りも心掛けている」と笑顔を見せる。

ウッドデッキの庭園から見た外観の一部

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