実店舗の接客をオンラインでも――韓国発のEC支援ツール「チャネルトーク」(チャネルコーポレーション)が注目されている。18年の正式発表から売り上げは世界で伸びている。約6万6000社が導入し、客との対話を重視した価値提案が響いている。今秋にはシリーズCラウンドで総額28億円の資金調達を実施、シンガポール政府系投資会社のテマセクホールディングスの傘下のパビリオンキャピタルなどが引き受け、累計40億円を調達した。国内外でのさらなる成長に期待がかかる。
(関麻生衣)
データ活用で細やかに
チャネルトークはEC上の接客チャットで、インスタグラムやLINEアカウントでのやり取りも一元管理できる。チャットでの客の声をマーケティング戦略に生かしてもらうため、無料の社内用チャット機能を備え、顧客管理システムも提供する。