「カルチャーシャネル」展 21年に東京で開催

2020/02/25 11:00 更新


 シャネルは21年3月20日~6月20日、「カルチャーシャネル」展を東京都現代美術館で開催する。07年のモスクワに始まり、世界7都市で開催してきた巡回展だ。キュレーターのジャンルイ・フロマンによって、各都市に合わせてユニークなテーマが選ばれてきた。

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 8回目の東京展は、これまで取り上げてこなかったガブリエル・シャネルのクリエイションの世界に焦点を当てる。彼女の創造力に富んだ人生や、ブランドの永続性、独特な美的感覚がどのように培われたのか。七つの章にわたる展示で、芸術品や書籍、原稿、洋服、ジュエリー、香水といった展示品を通して、内面的な世界を描く。数々の芸術家と深い交流のあった彼女の思想が垣間見えそうだ。

 「展覧会では、シャネルのシンボルへとつながる様々な時代のクリエイションが、相対的に展示される。ブランドの根幹にある伝説を単に説明するのではなく、見ている人に想起させるようなものにしたかった」とフロマン氏は話す。

ホルスト・P・ホルストによるマドモアゼル シャネルのポートレート(1937年)© Condé Nast / Corbis



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