マッシュスタイルラボの「セルフォード」は、24年春物で上質な素材を使った新ラインを出す。価格は既存商品の約2倍に設定する。客層が40~50代にも広がっていることや素材や品質を購入基準にする客が増えていることを受けて企画した。1月下旬から全店舗と公式ECサイトで販売する。
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同ブランドはオケージョンアイテムが主力で、百貨店に店舗が多い。22年から「ハナエモリ」や「ユミカツラ」との協業商品を出したことをきっかけに、新規客が拡大した。既存ターゲットの30~40代だけでなく、親子や3世代で購入する顧客が増えている。
24年春物で新ラインを3型出す。つやを抑えたシルク混のボウタイ付きブラウス(税込み3万9600円)と襟元にパールを使ったウール・シルク混ドレス(5万3900円)、尾州のツイードを使ったジャケット(6万8200円)を企画した。
これまでも手刺繍をあしらったドレスやカシミヤのコートなど、上質な素材を使った商品を企画してきた。自社ECやSNSで物作りの過程や作り手のエピソードを発信したところ、反響が大きく、可能性を感じていたという。「デザインだけでなく、素材や品質でセルフォードを選ぶ顧客の方への提案を強化したい」(一真由子チーフプレス)という。