アウトドア用品メーカーや大手小売りが、相次ぎキャンプ場の運営を始めている。地方自治体や地元業者と連携し、ブランド色あふれる個性的な施設が特徴だ。「ギア需要は一巡した」(大手小売り)とされるキャンプ用品業界だが、コロナ下の自然志向は根強く、キャンプ場は予約しづらい状況が続く。こうしたなか、メーカーや大手小売りが供給不足の解消に乗り出した。
(杉江潤平)
ロゴスコーポレーションは4月23日、高知県須崎市に野外体験施設「ロゴスパークシーサイド高知須崎」を開業した。海を望める全19区画(1区画約100平方メートル、1泊税込み6600~8250円)のキャンプ場や4棟のコンテナハウス、バーベキュースペース、高知県初の直営店「ロゴスショップ&カフェ」などを設けた。
自治体とも連携して
最大の特徴は、小さな子供や女性、キャンプ初心者に配慮した点。全区画にお湯が出るミニキッチンと電源を備えるほか、場内にはベビーカーで入れるスロープ付きの授乳・おむつ替え室やエアコン付きのトイレなどを作った。ロゴスカフェでは、子供の背の高さに合わせた専用のカウンターも設け、子供心をくすぐる仕掛けを盛り込んだ。
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