アルページュ「カデュネ」 24年秋冬からワンランク上の商品を販売

2024/08/20 10:59 更新


ヘリンボーンのテーラードジャケットとビュスティエ。ジャケットはメンズライクなオーバーサイズがポイント

 アルページュの「カデュネ」は、24年秋冬から上質な素材を使ったワンランク上の商品を販売する。よりモードで高感度な女性へ向けるもので、価格帯は通常の1.5倍程度になる。

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 企画のきっかけは今年2月、東京・南青山の骨董通り沿いにオープンした、アルページュ初の路面店での感触だ。ブランドで唯一、インポートとラグジュアリーブランドのビンテージをミックスして販売しているなかで、「青山店は価格を問わず、良いものが売れる傾向」が見られた。そこで、これまでは価格面で使えなかった上質な素材を採用し、より需要に合った商品を企画しようと考えた。

 通常のアイテムが白の織りネームであることに対し、本企画は黒の織りネームで差別化する。

 立ち上がりは、かすれたヘリンボーンやネップ感のあるリネンのテーラードジャケット、ウール・カシミヤ・シルクの着心地の良いクルーネックセーターなど。高級感と存在感のある素材を主役に、モード感のあるアイテムを企画した。15型から始め、期中で商品を増やしていく。

 中心価格はアウター5万~6万円、トップ2万5000円~3万円、ボトム3万円。9月から青山店と一部店舗、EC「アルページュストーリー」で順次販売する。ゆくゆくは、高級志向の商業施設への出店も狙う。



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