アルページュ「カデュネ」 東京・南青山に初の路面店オープン

2024/03/04 06:29 更新


「光と影」をコンセプトにした内装。入口から右手が光、左手が影を感じさせる

 アルページュのレディスブランド「カデュネ」は2月、東京・南青山の骨董通り沿いに初の路面店をオープンした。運営する6ブランドでも路面店は唯一。カデュネのフルラインナップと複合店「アルページュストーリー」オリジナルの一部商品に加え、多彩なインポートとラグジュアリーブランドのビンテージを販売する。

 店舗は、1階が売り場(面積188平方メートル)、2階が多目的スペースの2層。白、黒、グレーを基調に、曲線の什器や間仕切りが際立つデザインだ。ブランド名の由来である「月光」(clair de lune)にちなみ、「光と影」をコンセプトに設計した。旗艦店の役割で、カデュネのフルラインナップを揃え、同店限定カラーや先行発売する商品もある。

黒一色の外観が目印

 インポートはこれまで小物のみだったが、新たに「プロタゴニスタ」「テラ」「ペリーコ」のほか、店舗を持たない古着屋「メゾンナンバーエイト」、肌に優しいコスメブランド「オンリーミネラル」などカテゴリーを拡充する。「オリジナルのコーディネートだけでなく、セレクトアイテムとの掛け合わせで、ひとあじ違ったカデュネを見せたい」と考えた。

 ビンテージは「シャネル」「グッチ」「エルメス」など。立地ならではで、よりリアルなコーディネートが連想しやすいよう客の好みをふまえてセレクトした。全てブランドミックスでレイアウトする。

青山店限定で扱うインポートとビンテージをミックスして見せる
顧客をもてなすVIPルーム。「ゆっくり買い物を楽しんでもらえるように」と、試着室もすべてゆったりとスペースを確保した

 カデュネのデビューは20年春。「月の満ち欠けのように変わりゆく女性に寄り添う」ブランドを体現する場として路面店を設けた。今後、5周年に向けさらに出店を強化する構え。オープンパーティーには俳優の南果歩さん、モデルの竹下玲奈さんらが駆け付けた。

南果歩さん

竹下玲奈さん

入山杏奈さん

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