ロシア、東欧ブランドを集めたセレクト店がオープン

2018/07/20 11:00 更新


 原宿のキャットストリートに、ロシアと東欧のユニセックスブランドを集めたショップ「バンカートーキョー」がオープンした。

 小さな入り口から階段を下った先には、鉄格子のはまった45平方メートルの薄暗い空間が広がる。「ソビエト時代の武器庫や防空壕(ごう)をイメージした」と、ショップをディレクションするリバーヘッドショールーム代表の森一馬さん。店内に並ぶのは、赤、黒、グリーン、ネオンブルーといったカラーのビッグボリュームのストリートウェア。ロシア正教のイコンを思わせる柄のジャカードニットなどを作る「サナヤトライアプカ」、ソビエト時代のカルト映画「ザ・シャドウ」をテーマに、スウェットやボンバージャケットにキリル文字のグラフィックをのせる「T3CM」など10ブランドがある。

 森さんは、かつて東ベルリンに住んでいた際にロシアブランドにひかれ、帰国後にショールームとウェブストア「ウグラ」を開設。昨年、数回開いた期間限定店で手応えを得て、今回のオープンに至った。

 「ロシアには、ゴーシャ・ルブチンスキーに続けという若手デザイナーがどんどん出て来ている。このほか、今、面白いのはデンマーク。クリーンなイメージのスウェーデンなどとはまた異なる、クレイジーな感覚のブランドが多い」と話す。

 オープニングでは、ウグラのインスタグラム常連のモデルや、来日したサナヤトライアプカのデザイナーも訪れ、アンダーグラウンドなショップの雰囲気を盛り上げた。

ウグラのインスタグラム常連のモデルも訪れた


この記事に関連する記事