伊ボローニャの老舗シャツ工房「マロル」がブランド化

2018/12/03 10:58 更新


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 「マロル」は伊ボローニャのシャツメーカー。高級シャツの老舗工房だが、生産量が限られるため、これまでごく一部の市場でしか販売していなかった。2年前に現在のオーナーであるボー・ヤン氏が工房を買い取り、市場拡大に乗り出している。

 ドレスシャツのほか、カジュアルやフォーマル向けの商品も開発し、既製品、オーダーの双方で、欧州や日本をはじめとするアジアでも販路を拡大したいという。

(柏木均之)

 59年に創業した。15人の職人が働く工房で作られるシャツは、ステッチのピッチが1センチ当たり13と細かく、ストライプなどの生地も、袖やカフ、襟や身頃、前合わせまでぴったりと柄合わせして仕立てるなど、精緻(せいち)で繊細な作りが持ち味だ。創業家が3代目まで工房を率いてきたが、後継者がいなかったため、ヤン氏が同社のオーナーとして工房を引き継いだ。

 高度な技術があるものの、小売店の注文に応じて生産する卸売りが主体だった。ヤン氏がオーナーとなって以降、工房のブランド化に着手した。ミシン縫製100%で作っていたが、袖付けやボタンホールには手縫いの工程を導入し、より着心地や丈夫さに配慮した作りに変更した。

 同時に、ドレスシャツだけでなく、ボタンダウンなどカジュアルなモデルやタキシードシャツ、シルクなど高級素材を使った商品も作り始めた。海外市場はロシアと米国が主力だったが、アジアや欧州にも広げることにした。

イタリア北部の精緻なミシン縫いに手縫いを加えて作られる

 有力専門店や百貨店でトランクショーを行い、ブランド認知を高めつつ、卸売先を拡大する考えだ。

 シャツはオーダーで1枚550~650ユーロ(7万~8万円)と高額だが、日本でも19~20年秋冬から百貨店3社、専門店5、6社への卸売りが決まっているという。

続きは本日の繊研新聞・電子版で


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