《25~26年秋冬尾州マテリアル・エキシビション㊤》変わる季節感や消費に対応

2024/10/01 12:00 更新会員限定


秋カラー薄手の新素材を提案(時田毛織)

 意匠テキスタイルの尾州産地が大きな変わり目に差し掛かっている。温暖化の影響で盛夏物の需要が高まり、防寒物の需要期が短くなっている。尾州が得意とする秋冬素材の代名詞、ウールの扱いが減少している。

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春秋向けも強化

 ファッションは、合繊主体のカジュアル・スポーツ傾向が強まり、トレンド面でもウールに逆風が吹いている。こうした状況で「25~26年秋冬尾州マテリアル・エキシビション」(BME)では、ポリエステルに代表される合繊使いの企画が拡大したほか、「立体感を打ち出しながら薄く軽くする」など尾州ならではの素材が提案された。

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