尾州産地1~6月 紡毛コート地が失速、秋冬向け苦境

2024/08/09 06:30 更新有料会員限定


 ウールテキスタイルの尾州産地がかつてない変革期にある。産地各社によると、秋冬向けのコート地を中心とした婦人紡毛織物の生産がさらに減っている。背景にはアパレル業界の合繊シフトや防寒アイテムとしての紡毛コートの縮小、中国からの安価なウールアパレル商品の流入などが指摘されている。こうした市場の変化を受け、合繊など春夏素材の強化による秋冬偏重型からの脱却や、輸出の拡大、非アパレルなどの新規販路の開拓が急務になってきた。

(浅岡達夫)

婦人服地落ち込む

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