「ブレス」は25周年を記念して、ブランドにまつわる出来事をつづったアートブックを発売した。販売先は小宮山書店、ユトレヒト、森岡書店。発売を記念して、書店でインスタレーションとパーティーを行った。
初日にはウォーキングイベントを開いた。ブレスのアイテムをドレスコードに、総勢110人ほどが東京・上野恩賜公園から神保町の小宮山書店まで3時間ほどかけて歩いた。「ブレスを着た人たちが歩く道はランウェーそのもの」という思いで、ブレスのメンバーが企画した。
アヒルボートに乗ったり、ドイツパンの店や湯島天神に寄ったりと、目的地まで遠回りしながら向かう。終盤に訪れたギャラリーには、ブレスのラグやハンモックが置かれ、ゆっくりとアートブックのサンプルを手に取った。イベントは「流行」や「最新」と距離を置いて活動するブレスらしさにあふれ、参加者はリラックスして楽しんだ。目的地の小宮山書店には、特別に用意したオブジェをディスプレーした。
森岡書店では、アートブックのページをプリントしたトートバッグを販売した。ページごとにバッグにナンバリングした貴重なアイテムだ。
本は、キュレーターのダグラス・フォーグルさんや編集者の林央子さんらのエッセイのほか、美術館での展示やコロナ禍での製作などについて収録している。