「ブランバスク」 独自のデザインで個店との関係強化

2019/10/30 06:25 更新


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 バスク(東京)のレディスブランド「ブランバスク」は、独自性のあるデザインの服で卸し先の個店専門店との関係を深めている。加えて、安定的に売れ続けるロングセラー商品もブランド価値を押し上げている。新規性と定番のバランスの取れた企画提案が魅力だ。

(石井久美子)

面白い服を

 ブランバスクはミリタリーやトラッドを融合したカジュアルスタイルを得意とし、異素材ミックスなどディテールが凝っていてほかにないデザインが多い。一時は大手チェーン専門店との取引もあったが、売上高は増えても条件面などで粗利益が取りづらくなった。コスト追求に流されすぎないよう、「面白い服が作りたい」というデザイナーの思いも尊重し、ブランドのあるべき方向性を軌道修正。ここ3年ほどは個店との取り組みを強化してきた。

 「規模が小さくてもやりたいこと、粗利益が取れることを大切にしたい」と古賀征史社長。エンドユーザーの顔を想像しながらの物作りを追求することで、「店側にも喜んでもらえている」と実感している。日本製の商品も増えており、小ロットで追加にも対応しやすい。

 ほかにはない商品が見つかるブランドとして、「売れなくてもいいから作ろう」というアイテムも一定ある。挑戦的なアイテムだったが少し仕入れたら売れたという前例ができれば、店側も初回発注から意欲的になってくれる。20年春物では、引きずりそうなほど着丈の長いシャツワンピースや、ロゴ物のトップ、シースルーのコート、薄手のリバーシブルブルゾンなどを打ち出す。

20年春は薄手のリバーシブルブルゾンなど軽やかな服も多い

安定して売れる定番も

 こうした新しい提案の一方で、値引きなしで安定的に売れる定番商品も育ててきた。代表的なロングセラー商品が、パールボタンの付いたデニムシャツ(1万3800円)だ。ベースはカジュアルだが、パールボタンなので上品で女性らしい雰囲気もある。生地の厚みやボタンの大きさなどのバランスもポイントで、羽織りとしても使える。前側はラグランスリーブ、後ろはセットインに切り替え、なで肩など体形を問わず着やすい形にした。出版社のECサイトでは長らくランキング上位を維持しているという。

 生地違いやワンピースタイプも作っており、新たに薄いラミーローンのシャツワンピースも作った。こうした定番品のブランディングも強化していきたいという。

定番人気のパールボタンのデニムシャツは、素材やアイテムを変えた商品も企画

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