バイオテクノロジーで新素材 レザー代替など量産化へ

2019/08/02 06:28 更新有料会員限定


 バイオテクノロジーを使った、繊維やレザー代替の素材開発が世界的に活発化している。ユニークな技術を持った各国のスタートアップ企業が巨額の資金を調達し、量産化に向けた動きを強める。石油も生きた動物も使わないサステイナブル(持続可能)な素材として注目され、商業ベースでの採用も進みだした。

(中村恵生)

 独アディダスは「アディダス・バイ・ステラ・マッカートニー」でこのほど、米国のスタートアップ企業、ボルトスレッドが開発した「マイクロシルク」を使用したテニスウェアを発表した。マイクロシルクはクモの遺伝子を酵母に取り込み、水と糖を原料に作り出す。酵母が作った液体のクモ糸シルクたんぱくを紡糸し、繊維化している。

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