ベストドレッサー賞に選出された伊藤忠鈴木社長 「お客様に合わせて」

2020/11/27 06:28 更新


鈴木善久代表取締役社長COO

 日本メンズファッション協会(MFU、八木原保理事長)主催の「ベストドレッサー賞2020」発表・授賞式が11月25日に開かれ、同賞の「政治・経済部門」に伊藤忠商事の鈴木善久社長COO(最高執行責任者)が選ばれた。

 鈴木社長は「ビジネスシーンにおいても、毎日型通りのスーツを着用していては発想が広がらない。週に1回はスーツをきちんと着ないといけないが、それ以外の日にはカジュアルウェアをどうやって着こなすかが大事。お客様のプロトコル(国際儀礼)に合わせて一生懸命に思いを巡らすプロセスが大切。これはビジネスの発想にもつながる」と語った。

 ビジネスシーンでのファッションの変化ついては「コロナ禍を経て、リモートワークが拡大している。ビジネスと自宅に居る時などの境目があまりなくなってくる。その意味でのファッションへの影響は出てくるだろう。総合商社のビジネスは、人とお会いして商談することが基本になるので、極端にカジュアル寄りになることはないのでは」と話した。



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