ビームスの「ビームス・ウィメン」原宿店が好調だ。18年9月に「ビームスボーイ」「レイビームス」と仕入れの商品を入れたレディスカジュアルの複合店としてオープンした。18年9月~19年2月の売り上げは、予算比2ケタ増だった。イベントやSNSの活用で、20代前半の若い層の集客ができ、高価格商品も売れている。
(森口萌美)
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商品以外で差別化
オープン直後の20代前半客は18%程度だったが、今年5~6月は25%まで上昇した。若い世代が増えている要因は「コト」イベントの開催だ。
11月と7月に雑誌『アイスクリーム』と協業で開いたイベントでは、アーティストのライブやイラストレーターが客の似顔絵を描いたり、店内に持ち込んだ証明写真機で写真を撮れたりと、店に来ないと楽しめない内容を用意した。
「今の時代、品揃えだけで差別化するのは難しい。若い層を呼ぶための仕掛けや他の部分で差別化することが必要だ」と久保田雅也ウィメンズ統括ディレクターは話す。