「ビームスライツ」〝欲張りな大人〟向けにリブランディング

2019/12/25 11:00 更新


 ビームスの「ビームスライツ」は、20年春夏からリブランディングする。ターゲットをメンズ30~40代、ウィメンズ20代後半~30代後半に再設定し、ロゴも一新する。等身大の大人のカジュアルウェアとライフスタイルを提案する。

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 ビームスライツは07年にスタートし、今年で13年目を迎えた。顧客層の変化に合わせ、リブランディングを決めた。「ホーム」「プレイ」「アウェイ」の三つのカテゴリーで商品を構成する。

 メインのホームは全体の6割強で、日常着を提案する。特にエッセンシャルラインを作り、ワングレード上の商品提案もする。メンズドレスシャツは、英国生地を長崎で縫製し、シャツの縫い目を外に出して遊び心も加えた。ウィメンズは新潟・五泉でニットを作った。ホームのうち1割程度をエッセンシャルラインにし、店頭ではコーナーで見せる予定だ。

 プレイとアウェイでは元々のビームスライツの強みを生かす。プレイはアクティブな出張や旅行をイメージし、機能素材を使った商品や水着、ヨガウェアがある。アウェイはシーズンごとに世界中の都市にフォーカスして商品を出す。20年春夏はアフリカをテーマにバティック柄の商品などを入れ、売り場の鮮度を高める。

 オフィスカジュアルや旅行のための服など狙いがばらついていた部分を、ターゲットを設定し直すことで一本化した。旅をテーマにしてきた今までの強みは小物で表現する。

 仕入れや日本製の商品も増やし、洋服もライフスタイルも充実させたい欲張りな大人が素直に〝心地よい〟と思える商品を提案する。

上質な素材の割合を高めた
様々な経験をしてきた大人のライフスタイルを網羅出来るようリブランディングする


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