ベイクルーズは10月25、26日に、大阪・うめきた公園で野外イベント「ベイクルーズフェスティバル」を開いた。能登半島地震および奥能登豪雨の被災地復興支援のため、今年は入場料を1000円に設定したが2日間で1万3000人以上が来場した。
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アパレルや飲食などの事業を運営する同社が、顧客への感謝とブランド認知の拡大、事業部を超えた社員交流の促進を目的に19年に開始した。これまで国内4都市で行い、24年も大阪で実施した。現在は復興支援を軸としたチャリティーフェスティバルとしている。
支援先である能登の魅力を発信するブースを拡張し、地酒やフルーツを使ったドリンクなどを提供したほか、現地のクリエイターと連携した限定Tシャツを販売した。同グループのアウトレット業態「ベーセーストック」はチャリティーバザーを出店し、売り上げ金の全額を寄付した。

来場者は30~40代のファミリー層が中心。顧客に加え、ライブや飲食、万博公式キャラクター「ミャクミャク」の来場などを目的に訪れる新規客も多かった。アパレル企業ならではの演出として、夜には自社ブランドによるファッションショーも実施した。
今後も、年に1回の開催を継続する考え。杉村茂会長は「物販や催しの内容は毎年改善を重ねながら、取り組みの認知を広げたい。どこかの地域が困ったときに、頼られるチャリティーイベントになることが取り組みのゴール」と話した。
