バロックジャパンリミテッドは、EC専業ブランド「ミエルクリシュナ」を発売した。9月4日からゾゾタウンで予約販売している。国内外のトレンドを程良く反映しながら、デザインや仕様で長く着られる服を提案し、新規客の開拓を狙う。反響を見ながら来年以降、台湾などアジアでのEC販売も視野に入れる。
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ブランドコンセプトは、「ファッションを楽しむことは人生を楽しむこと」との思いを込めた。「すべての物を愛して優しい気持ちで生きていくために寄り添う」(石川めぐみバロックジャパンリミテッド営業統括本部EC事業部事業部長)ブランドを目指す。
スタイリング提案ではなく、単品で訴求する。買いやすい価格で、誰でも気軽に取り入れられる商品を揃える。ツーウェーやスリーウェーなど着回しができる服も充実する。
初回で推すのは、レイヤード風のコート(税込み6960円)で、「中国などではやり始めている」という2色の襟を重ねたディテールが特徴。他には今秋冬トレンドのシャギーで仕立てたカーディガン(3960円)も注目だ。
ターゲットはあえて絞らない。「企業やブランドありきではなく、一人ひとりのファッションを楽しみたい、可愛くなりたい気持ちをかなえる。中期的に、商品をきっかけにバロックを知ってもらい、バロックの新規客が増えていけば、企業としての新たな挑戦になる」と考える。