「きちんと、我々がサステイナブル(持続可能)なビジネスを実践できるようになってから売り上げ規模を拡大していく。それが今期(23年2月期)の最重要課題」。そう語るのはバロックジャパンリミテッドの村井博之社長だ。今期は売上高633億7900万円(前期比7.2%増)で「低姿勢の予算」だが、正価販売比率の向上、過剰生産抑制で利益率を高めつつ、持続可能な企業体制を構築する。
品番やSKU削減
服を大量に生産しては値引きし、余れば廃棄するアパレルのビジネスモデルを疑問視する。「買った商品をすぐに値引きすればお客も心地よくない。お客様第一主義と言いながら、実際は違う。ここを反省して変えていかなければいけない」