ブラック・バイ・マウジー刷新再出店

2015/05/25 07:08 更新


 バロックジャパンリミテッドのレディス「ブラック・バイ・マウジー」が、ブランド刷新を進めている。14年春夏で一度全店を閉め、14~15年秋冬と15年春夏はウェブ販売のみに絞り、コンセプトやロゴを含め、全面リニューアルを行っていた。15年秋から出店を再開し、東京、大阪、名古屋の百貨店、ファッションビルに4店を出す予定だ。

 刷新に合わせて、「スライ」の企画チームで植田みずきさんらと経験を積んだ行者陽子さんがディレクターに就任した。「ブラックコーヒーの似合う女性」を新コンセプトに、シンプルでヘルシーなイメージを打ち出す。商品は、強みのデニムと、デニムに合わせるベーシックアイテムを軸に構成する。

 デニムは、ボーイズやスリムなどのフィットごとに、コナやモカといったコーヒー豆の名前を付けた。国産のデニムを使い、縫製も国内。1万5000円前後が中心。秋冬は、ニットとウールコートも充実する。ニットはボリュームたっぷりのケーブル編みトップ(1万8000円)やガウン、ウールコートはダブルブレストのピーコート風(6万4000円)など。

 ディレクターと同世代の30代を中心対象としつつ、「年齢に関係なく、ライフスタイルが合致する人に着て欲しい」という。メンズアイテムを取り入れたシンプルスタイルは、トレンドとして市場に広がっているが、「レイヤード提案やスタイリングで差別化していくとともに、日本のブランドやアーティストとの協業などでブランドらしさを見せていく」考え。今秋出店するショップは、「白を基調に、軸となるデニムをアートのような見せ方で陳列したい」という。

 同ブランドは、OL、キャリア向けとして03年にスタート。主に百貨店に出店し、シャープな黒のスーツスタイルやデニムスタイルを推してきた。



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