米バーニーズ 全店舗閉店へ

2019/11/02 11:56 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】オーセンティック・ブランズ・グループ(ニューヨーク 以下ABG)が11月1日、バーニーズニューヨークの知的財産権を正式に買収したと発表した。これに伴い、バーニーズの店舗はすべて閉店する。

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 ABGは今後、期間限定店、インショップ、EC、アメリカ国内の新しい路面店を通じて、バーニーズをラグジュアルなライフスタイルブランドとして展開する。

 ABGはまた、サクスフィフスアベニューとパートナーシップを組み、まずはサクスフィフスアベニュー本店5階にバーニーズのインショップをオープンする。続いて、アメリカとカナダのサクスフィフスアベニュー主要店でもインショップを順次展開していく。バーニーズのマジソン街店閉店後は、そのスペースを様々な期間限定店、アートやカルチャーのエキシビジョン、エンターテインメントに活用していくという。バーニーズの中で運営していたレストラン「フレッズ」も、世界に展開する計画だ。

 ABGがプレスリリースを配信した2時間前には、ABGに対抗して資金集めをしてきたサム・ベン・アブラハム氏が、敗北を認め支援者に感謝するメールを配信した。アブラハム氏はセレクトショップ「エイトリアム」及びメンズ合同展の「リバティーフェアーズ」を創業し、ストリートブランド「キス」の投資家でもある。メールの中で「自分の人生で最も大変な決断だった」「この2カ月間眠らずに戦ってきたわがチームに感謝する」と、苦渋を滲ませた。

 一方、ABGの発表からまもなく、ニューヨークのファッションデザイナー、ザック・ポーゼンが廃業するという報道が地元メディアに流れた。ザック・ポーゼンのウェブサイトはすでに廃止されていた。バーニーズとザック・ポーゼン、ニューヨークのラグジュアリーファッションシーンで一世を風靡した店とブランドが幕を閉じる。一つの時代が終わった感がある。


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