上質な素材にこだわったシンプルなメンズとレディスの服が並ぶ
岩井良太氏がデザインする「オーラリー」（クリップクロップ）が東京・南青山に直営路面店をオープンした。ブランド立ち上げから3年目で急成長し、メンズ、レディス市場ともセレクトショップを中心に卸し先が一気に広がった。
直営店は別荘やギャラリーをイメージし、高い什器やマネキンなどを置かず通常のショップらしくない空間にした。約110平方メートル。店内には上質な原料・生地にこだわったシンプルでベーシックな服がメンズ、レディスともフルラインで並び、ブランドの世界を表現する。
パタンナー出身の岩井氏によるオーバーサイズ気味のシルエットが特徴。直営店限定でデザイナー自らモンゴルまで行って仕入れたカシミヤとキャメルのニットのセットアップを販売する。
同ブランドはメンズとレディスの売り上げ構成比は半々。レディスは大手セレクトショップの大半で販売され、メンズは大手セレクトに加え、地方の個店に卸し先が多い。今後は卸し先を安易に広げず、既存店としっかり取り組んでいくという。
